今日の寒さとコーヒーブレイクで感じた小さな幸せ

今日の寒さとコーヒーブレイクで感じた小さな幸せ

12月の冷たい空気が肌に刺さるような朝。今日はいつも以上に布団から抜け出すのが辛いスタートでした。手袋をしているのに指先が冷たくなる、そんな寒さの中、ふと立ち寄ったカフェでのコーヒーブレイクが、私にとって心の中の「小さな春」を運んできました。

カフェの中に入ると、外の寒さが嘘のように温かな空間が広がっています。どこか焚き火を囲むような安心感。それに加えて、焙煎されたコーヒー豆の香ばしい香りがふわりと鼻をくすぐります。席につき、手に取ったカップから伝わる温もりは、手袋越しでは感じられない本当の温かさ。これだけで、冷え切った指先が徐々に解けていくようでした。

注文したのは、季節限定のジンジャーブレンドラテ。甘さ控えめのミルクとジンジャーのほのかな辛味が絶妙なバランスで、体の芯までポカポカにしてくれます。目の前に広がる窓越しの景色は、街路樹が少しだけ冬の装いをまとい、時折吹く風で葉っぱが舞う様子が印象的でした。

ふと考えてみると、寒い冬だからこそ、この一杯のコーヒーが心に響くのかもしれません。暑い夏には感じられない、この「温かさのありがたさ」を噛み締めながら、つかの間のひとときを楽しみました。

外に出ると、寒さは相変わらず。でも、心は少しだけ軽くなり、歩く足取りもどこか弾んでいる気がします。「寒い日も悪くないな」、そう思わせてくれる一杯のコーヒーが、今日の私の小さな幸せでした。


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